富士見市無料相談会、南畑公民館で開催

1. 南畑公民館を会場に行政書士無料相談会を実施

2月13日(水)、富士見市役所から東北東約1kmにある「富士見市南畑公民館」を会場に昨年と同時期に、2回目となる「南畑公民館無料相談会」を開きました。

南畑公民館正面入り口

2. 開始時間前に相談者が複数訪れて

前年度の「南畑公民館」での「相談会」も、開始時間前に相談者が来場されるなど、午前午後を通じて、相談者(組)は、9組、相談件数は、14件と、多数を数えましたが、今年度も、相談開始の午前10時には、相談者が複数組、待機されている状況で、開始と同時に、仮設の相談ブース4か所のうち、3か所が埋まる盛況でした。

仮設相談ブースを4か所セット

最終的な相談者数(組)は8組で、来談者は男女各6人の計12人、相談件数は、11件でした。

3. 相談内容は多岐に亘って

今回の相談内容の内訳としては、相続関係6件、成年後見関係1件、離婚関係1件、不動産関係1件、その他として、障害年金受給申請関係1件、生前贈与関係1件となりました。

相談ブース内部の様子

このところの東入間支部行政書士無料相談会の相談案件で際立っているのは、相続関係法令の改正の動向を背景として、従来と異なる相続税の控除額改定や配偶者居住権の設定等々について、必ずしも十分な情報を得られず、強く不安を感じるとして相談に見える方が増えている、ということです。

今回の相談会でも、それらのことが反映している感を強くしました。

4. 高齢の親御さんの成年後見制度の適用についての悩みは深く

高齢の親御さんの成年後見制度の適用についての悩みを抱えて、日々心配されている働き盛りの御夫婦の相談のケースは、身につまされるものでした。

ご両親の成年後見制度適用に当たって、多額の費用が掛かってしまった場合、子供であるその御夫婦の経済力では対応できないことを恐れている、何か方法はないか、との深刻な問いかけを受けました。

相談開始前の全体ミーティング

相談員からは、同制度の基礎的知識から、家庭裁判所への申し立ての実際についてまで、丁寧に説明させていただきました。

5. 今年は相談員たちがインフルエンザに勝って

当日、相談会場に参集した相談員は、延17名でした。昨年は、複数の参加予定者が、その当時も大流行りだったインフルエンザに罹って参加できない、といったハプニングがありましたが、今年は、同様の流行が叫ばれている中、参加を予定していた相談員たちが、インフルエンザの猛威に勝って、予想を上回る相談体制を組んで、いつものように2~3名ずつの組を作って、順番にしっかり相談に対応しました。

相談会場内の受付の様子

6. 法定相続人が極く限られたケースで深刻になる方も

相談者の中には、法定相続人が極く少数で、自らの死去の後について、どうなってしまうのか、今から強い不安を抱えておられる方も複数おられました。

相談員の待機状況

相談員からは、相談者の想いを関係者に明確に遺すものとして、「公正証書遺言」を作られることをお勧めし、「公正証書遺言」の作成手順などを具体的に解説させていただきました。