平成30年度県下一斉無料相談会を開催

1. 東入間支部の「県下一斉無料相談会」をココネ上福岡で開催

埼玉県行政書士会主唱による「県下一斉無料相談会」を、東入間支部では、10月14日(日)、東武東上線の上福岡駅西口の「ココネ上福岡」の2階の「多目的ホール」で開催しました。「県下一斉無料相談会」の会場として、今回で2回目の利用になりました。

仮設の相談ブースを設営

開催に先立って、昨年と同様、支部内組織である「相談担当チーム」が「広報チラシ」を作成し、役員及び会員の有志が、富士見市、ふじみ野市及び三芳町の協力を得て、それぞれの管内の掲示板に掲出したり、各種公共施設やJAいるま野・商工会・社協等の各機関の事務所等の窓口での配布をお願いしたりして、広報宣伝に努めました。

2. 開始前に複数の相談者が来訪

当日の朝は、今にも雨が降りそうなどんよりした空模様でしたが、相談者の方々の出足は早く、相談開始の午前10時前に、複数の相談者が待機される状況でした。開始を早めて、3組がほぼ同時に相談ブースに入られました。

相談員は、前田淸海支部長をはじめとして、役員・会員総勢20名が参集し、いつものとおり、2~3名の組を作り、交替で全員が相談対応を行いました。

ホール入り口から相談受付を見る

3. 複雑な案件で助言も慎重に

昼過ぎからは、薄日も射す天気となり、午後4時の終了を超えた相談1組も含めて、相談者は、20組(37人)を数えました。相談は多岐に亘り、総計29件でした。

受付の様子

相談の内訳は、相続関係9件、遺言関係5件、成年後見関係4件、離婚関係1件、法人関係1件、許認可関係1件、農地転用関係1件、交通事故関係1件、その他として、年金関係1件、不動産関係1件、老後の生活関係1件、生前贈与関係1件、内容証明1件、分類が難しいもの1件でしあ。相談内容では、比較的簡易なものもありましたが、相談者個人の悩みが深い案件も多く、それぞれ相談担当者が適切に対応していました。

4. どこの家庭でもあるような悩み

数年前に夫を亡くしたが、その時点では、特段の相続手続きをせずに、従前どおり、生前から夫と生活していた家屋と土地をそのまま利用して今日に至っている。娘は、二人いるが、それぞれ結婚して、他所に居る。

そんな中、相談者は、親しい友人から「資産分割をきちんとして、家屋や土地の名義を自分にした方が良い」と忠告された。また一方で、片方の娘の夫からは、「急ぐことはないですよ。そのままでも大丈夫ですよ!」と言われた。

仮設の相談ブース

私は、どうしたらよいか全く迷ってしまっている。アドバイスが欲しい、という相談もありました。こうしたものは、どこの家庭でもありそうな案件だと思われます。

推定相続人の相談者と二人の娘さんとの間は、現在大変良好で、当面、争いが起こるとは思われない、ということでもあり、この後、相続人3人で、話し合って、相続手続きを具体的に行うことになれば、改めて、東入間支部で毎月1回は開いている無料相談会を利用されるよう、お話しました。